Insta360 ONE Rは性能が異なるさまざまなレンズを装着出来ることが大きなウリの一つ。
ただ、その分たくさんの商品バリエーション(edition)が存在するためどの商品が自分に最適なのか把握するのは大変ですよね。
そこで、このページでは全6種あるeditionごとの特徴や内容物、レンズの詳細などを詳しくまとめました。
おすすめeditionもご紹介しますので購入を迷われている方も是非参考にしてください!
もくじ
Insta360 ONE Rのeditionは全部で6種類!

Insta360 ONE Rのeditionは全部で以下の6種類です。
- ツイン版
- ライカ1インチ版
- 360度版
- 4K版
- エキスパート版
- トリオ版
これら6種のeditionを、次の3つの視点で比較していきます。
- 内容物で比べてみる
- 特徴、コスパで比べてみる
- レンズの詳細で比べてみる
早速見ていきましょう!
Insta360 ONE Rのedition徹底比較
【比較01】内容物で比べてみる
まずは全6種あるeditionの主要内容物を比較していきます。
editionの名称 | 外観 | 内容物一覧 ※レンズは赤字にて記載 |
ツイン版 59,400円(税込) | ![]() | ・4K広角レンズ ・360度レンズ ・コア ・バッテリーベース ・360度モジュール用レンズキャップ ・マウントブラケット |
ライカ1インチ版 68,200円(税込) | ![]() | ・1インチ広角レンズ ・コア ・バッテリーベース ・マウントブラケット |
360度版 55,000円(税込) | ![]() | ・360度レンズ ・コア ・バッテリーベース ・360度モジュール用レンズキャップ ・マウントブラケット |
4K版 39,600円(税込) | ![]() | ・4K広角レンズ ・コア ・バッテリーベース ・マウントブラケット |
エキスパート版 94,600円(税込) | ![]() | ・1インチ広角レンズ ・360度レンズ ・コア ・バッテリーベース ・360度モジュール用レンズキャップ ・マウントブラケット |
トリオ版 99,000円(税込) | ![]() | ・1インチ広角レンズ ・4K広角レンズ ・360度レンズ ・コア ・バッテリーベース ・360度モジュール用レンズキャップ ・マウントブラケット |
ちなみにレンズは以下の3種類が存在します。
- 360度レンズ(360度撮影ができる)
- 4Kレンズ(平面動画を4K撮影できる)
- 1インチ広角レンズ(平面動画をライカの5.3K超高画質レンズで撮影できる。値段はかなり高め)
各レンズの詳細は後術しますが、撮りたい映像(360度 or 平面)が決まっていれば、候補となるeditionもだいぶ絞れてくると思います!
レンズ以外の内容物も念のため確認しておきましょう。
- コア
- バッテリーベース
- マウントブラケット
- 360度モジュール用レンズキャップ※
4つともに全edition標準で付属※しているためeditionごとで差はありませんが簡単に説明しておきます。
※360度モジュール用レンズキャップは360度レンズが同梱されているeditionにのみ付属
まずコアとバッテリーベースですが、こちらはInsta360 ONE Rのカメラ本体部分を構成する必須のパーツです。

マウントブラケットは自撮り棒やGoPro用のオプションパーツなどを装着する際に必要になるフレームです。

最後は360度ジュール用レンズキャップ。これは文字通り360度レンズを傷から守るレンズカバーですね。

360度レンズは下図のようにでっぱりがあるので非常に傷がつきやすいです。

こういったパーツが標準で付属するのはとてもありがたいですよね。メーカーに対する高感度も少し上がります^^
【比較02】特徴とコスパで比べてみる
続いては、各editionごとの特徴とコスパ面を見ていきます。

前提として、このカメラが持つ基本的な機能や性能は全てのeditionで共通です!
ここでのポイントもやはり「どのレンズが同梱されているのか」そして最も気になるコスパ面も見ていきましょう!
まずはInsta 360 ONE Rで最も人気が高いツイン版から見ていきます。
ツイン版

コスパ | ★★★★★ |
価格 | 59,400円(税込) |
同梱レンズ | 4K広角レンズ 360度レンズ |
特徴 | ・360度と平面の2種のレンズを利用シーンに応じて使い分けできる ・付属レンズに対するコスパがダントツで優秀 |
ツイン版は全エディションの中で最もコスパが優れているeditionです。
同梱レンズは4Kと360度レンズの2つ。

2つのレンズを付け替えることで360度カメラ、もしくは通常のアクションカメラとして使用できます。
そして、特筆すべきは圧倒的なコスパの良さ。
後術する以下の2モデル(4K版 / 360度版)と比べてみると一目飄然です。

ちなみに私が購入したのもこのツイン版です。
レビュー記事にもまとめていますので良かったらぜひ見て下さいね。
ライカ1インチ版

コスパ | ★★★★☆ |
価格 | 68,200円(税込) |
同梱レンズ | ライカ1インチレンズ |
特徴 | ・ライカと共同開発の5.3K超高画質レンズ |
ツイン版と人気を2分するInsta360 ONE Rの目玉edition。それがこのライカ1インチ版です。

あのライカと共同開発されたレンズはアクションカメラ史上最高画質を実現。1インチセンサーレンズは圧倒的な映像美を誇ります。
値段はやや高めですが、あのライカのレンズを装備できる唯一無二のアクションカメラですから、その価値は十二分にあると言えます。
小型のアクションカメラで最強画質を待ち望んでいた方は、このライカ1インチ版で決まりではないでしょうか。
※ライカ1インチ版には360度レンズは付属しませんが、360度レンズを単体で買い足せば360度カメラとしても使用可能です。
360度版

コスパ | ★★★☆☆ |
価格 | 55,000円(税込) |
同梱レンズ | 360度レンズ |
特徴 | ・業界最高峰の360度撮影が可能 |
ツイン版に同梱されている360度レンズのみで構成されたパッケージがこちら。
平面レンズは不要という方はこちらが最適ですね!
ただツイン版と値段が5000円しか違わないため、わずかでも平面動画を撮影する機会がありそうならツイン版がおすすめです。
4K edition

コスパ | ★☆☆☆☆ |
価格 | 39,600円(税込) |
同梱レンズ | 4Kレンズ |
特徴 | ・全editionの中で最安値パッケージ。360度レンズが不要で初期費用を抑えたい場合はこれ! |
ツイン版に同梱されている4Kレンズのみで構成されたパッケージがこちら。
360度撮影が不要の方はこちらの4K版が選択肢になります。
ただし平面撮影のみで考えた場合性能面ではライカ1インチレンズに見劣りしますし、他のeditionと比べても若干中途半端感は否めません。
今後レンズ買い足していく想定で、まずは初期費用を抑えたい場合に選択肢に入ってくる感じでしょうか。
エキスパート版

コスパ | ★★★☆☆ |
価格 | 94,600円(税込) |
同梱レンズ | 360度レンズ ライカ1インチレンズ |
特徴 | ・360度撮影と超高画質平面撮影が可能なInsta360 ONE R最強パッケージ |
360度レンズとライカ1インチレンズがセットになったInsta360 ONE Rの最強editionがこちら。
値は少し張りますが、平面撮影はライカ1インチレンズでしか考えていない!と言う方は最初からこのeditionを狙っていくのもありかと思います。
ただし、こちらのセットとレンズ単体で買い揃えた場合の差額はほとんどない点は把握しておいてください。(ツイン盤のようにセット割引が入ってないため)
トリオ edition

コスパ | ★★☆☆☆ |
価格 | 99,000円(税込) |
同梱レンズ | 360度レンズ ライカ1インチレンズ 4Kレンズ |
特徴 | ・3種全てのレンズが同梱されたフルパッケージ |
360度、4K、ライカ1インチの3種すべてのレンズが同梱されたフルパッケージ。
至れり尽くせりなeditionですが、4Kレンズとライカ1インチレンズを使い分ける必要性がどこまであるかは疑問です。
こちらを購入するならエキスパート版がおすすめ。
【比較03】レンズの仕様で比べてみる
最後に、全3種あるレンズの詳細を見ておきましょう。
※スマホでは表を右にスクロールできます→
ONE R 4K 広角レンズ | ONE R 360度レンズ | ONE R 1インチ広角レンズ | |
---|---|---|---|
レンズ単体での価格 | 13,200円(税込) | 24,200円(税込) | 39,600円(税込) |
同梱されているedition | ツイン版 4K版 トリオ版 | ツイン版 360度版 エキスパート版 トリオ版 | ライカ1インチ版 エキスパート版 トリオ版 |
レンズ口径 | F2.0 | F2.8 | F3.2 |
35 mm相当の 焦点距離 | 16.4mm | 7.2mm | 14.4mm |
静止画解像度 | 4000×3000 (4:3) 4000×2250 (16:9) | 6080×3040 (2:1) | 5312×3542 (3:2) 5312×2988 (16:9) |
動画解像度 | 4000×3000@30fps, 3840×2160@60fps, 3840×2160@30fps, 2720×1530@100fps, 2720×1530@60fps, 2720×1530@30fps, 1920×1080@200fps, 1920×1080@120fps, 1920×1080@60fps, 1920×1080@30fps | 5760×2880@30fps, 5760×2880@24fps, 5760×2880@25fps, 3840×1920@50fps, 3840×1920@30fps, 3008×1504@100fps | 5312×2988@30fps, 3840×2160@60fps, 3840×2160@30fps, 2720×1530@60fps, 2720×1530@30fps, 1920×1080@120fps, 1920×1080@60fps, 1920×1080@30fps |
静止画フォーマット | jpg、RAW (RAWファイルの編集はデスクトップソフトが必要) | insp (アプリやStudioで書き出し可能)、RAW (RAWファイルの編集はデスクトップソフトが必要) | jpg、RAW (RAWファイルの編集はデスクトップソフトが必要) |
動画フォーマット | insv (アプリやStudioで書き出し可能)、 mp4 (カメラ内FlowState手ブレ補正)、LOGとHDR動画対応 | insv (アプリやStudioで書き出し可能)、LOGとHDR動画対応 | insv (アプリやStudioで書き出し可能)、mp4 (カメラ内FlowState手ブレ補正)、LOG動画対応 |
動画コーディング | H.264, H.265 | H.265 | H.264, H.265 |
動画ビットレート | 最大100Mbps | 最大100Mbps | 最大100Mbps |
動画モード | 標準, HDR, タイムラプス, タイムシフト | 標準, HDR, タイムラプス, タイムシフト, バレットタイム, | 標準, タイムラプス, タイムシフト |
ジャイロスコープ | 6軸ジャイロスコープ | 6軸ジャイロスコープ | 6軸ジャイロスコープ |
写真モード | 標準, HDR, バースト, インターバル, ナイトショット | 標準, HDR, バースト, インターバル, ナイトショット | 標準, HDR, バースト, インターバル, ナイトショット |
対応機種 | System on Chip (SoC): A11 or above iOS (iPhone 8, 8 Plus, X 以上) Kirin 980 以上 (Huawei Mate 20, P30 以上) Qualcomm Snapdragon 845 (Samsung Galaxy S9, Xiaomi Mi 8 以上) Exynos 9810 以上 (Samsung Galaxy S9, S9+, Note9 以上) ※上記の機種はAIスマート編集機能を含むすべての機能が利用できます。 低スペック機種は一部のみ機能を対応している場合があります。また、プロセッサ集約型のAI関連の機能を利用する際に、スピードが落ちる可能性があります。 |
ライブストリーミング | 近日公開予定 |
露出値 (EV) | ±4 EV |
露出モード | 自動, 手動 (Shutter 1/8000s-120s, ISO 100-3200), シャッター優先 (1/8000s-2s), ISO優先 (100-3200) |
ホワイトバランス (WB) | 自動, 2700K, 4000K, 5000K, 6500K |
【まとめ】edition選びで迷ったらツイン版がおすすめ!
というわけでInsta360 ONE R全6種のedition比較をお送りしました。
たくさんのeditionがあるので購入する際は迷ってしまいますが、おすすめは機能とコスパに最も優れたツイン版です。
その上でライカ1インチを追加で買い足すかどうか悩み続けるのが、Insta360 ONE Rを最も満喫できる乙な購入順序かもしれませんよ笑

ポイントは全てのレンズはあとから単品で購入できるという点。
迷った場合はあまり考え込まず、まずは王道のツイン版が良いと思います!
無限の可能性を秘めたInsta360 ONE Rで、皆さんのカメラライフを満喫してくださいね!
各editionの内容物の差は「どのレンズが同梱されているか」の一点のみです。
レンズ以外の差は基本的にありません。