360度カメラにとって欠かせないアイテムといえば自撮り棒……ではなく見えない自撮り棒!
この商品、映像内から棒が消えてしまう驚きの特性がヒットとなり、今や360度カメラオーナー必携のアイテムとなっています。
今回は、そんな見えない自撮り棒(全3種)を私が愛用しているInsta360 ONE Rに実際に接続して使い比べてみることに!
気になる映り具合やメリット・デメリットを詳しくまとめましたので購入を検討されている方はぜひ参考にしてください!
もくじ
見えない自撮り棒とは?
見えない自撮り棒とはInsta360から販売されている自撮り棒のこと、、、なのですがこの自撮り棒、なんと撮影した映像内から棒そのものが消えてしまうという驚くべき特性を持っています。
百聞は一見にしかず、まずはこちらをご覧ください。

実際はこのようにいたって普通の自撮り棒です↓

現在insta360から公式販売されている見えない自撮り棒は以下の3種類です。
- 70cmタイプ「Insta360 ONE R用 自撮り棒 70cm」
- 120cmタイプ「Insta360 目に見えない自撮り棒 120cm」
- 3mタイプ「Insta360 自撮り棒 3m」
※商品名がなぜか統一されていませんが、3つともInsta360公式の見えない自撮り棒シリーズです。
次項でそれぞれを詳しく見ていきましょう!
見えない自撮り棒の実機レビュー
70cmタイプ「Insta360 ONE R用自撮り棒 70cm」

最長 | 70cm |
最短 | 16.5cm |
中間サイズでの使用 | 可能 |
ネジサイズ | 一般的な1/4インチネジ(ほとんどのカメラで使用可能) |
価格 | 2300円程度 |
今回のレビューで接続したカメラ | Insta360 ONE R |
まずは2020年に発売されたばかりの最新機種である70cmタイプから見ていきます。
この商品、Insta360 ONE R用と銘打たれておりRオーナーとしてはいやがおうでも期待が膨らみます。(一般的なネジサイズなのでInsta360 ONE R以外の機種でも問題なく使用可能です)
はたしてどんな絵が撮れるのでしょうか。早速見てみましょう!
・とりあえず歩いてくるくる回してみた
・走ってみた
さすがR用と言われているだけあって安定感や使い勝手はとても良いと感じました。
最長70cmでも十分な空撮感を感じることができますし、走っても棒が映像内に映り込むこともありません。


折りたたむと16.5cmですから携帯性も文句なし!

作りも非常にしっかりした印象で素材感も好印象です。

使ってみて最も気に入った点はさっと引き伸ばすだけですぐに使える手軽さ。
棒を伸ばす際に固定ロックやねじるなどの作業はいっさい不要なので、とっても手軽に使える点がGoodです。
なぜこの商品がR用と銘打たれているのは不明ですが、Insta360 ONE RユーザーのみならずInsta360全てのユーザーにおすすめできる自撮り棒だと思います。
- 70cmでも十分な空撮感
- ポケットに入る抜群の携帯性
- 走っても映像内に棒が映り込むことはない
- 16.5〜70cmの間なら好きな長さに調節して撮影できる
- さっと伸ばしてすぐに使える手軽さが最高
- しいて言えば、次に紹介する120cm、3mタイプと比べると空撮感でやや劣る
5段階評価
空撮感 :★★★☆☆
携帯性 :★★★★★
使い勝手:★★★★★
120cmタイプ「Insta360 目に見えない自撮り棒 120cm」

最長 | 120cm |
最短 | 28cm |
中間サイズでの使用 | 可能 |
ネジサイズ | 一般的な1/4インチネジ(ほとんどのカメラで使用可能) |
価格 | 2300円程度 |
今回のレビューで接続したカメラ | Insta360 ONE R |
次は120cmタイプの見えない自撮り棒を見ていきます。
ちなみにこの自撮り棒、公式にはInsta360 ONE X用と書かれていますがInsta360 ONE Rにも問題なく使用できますのでご心配なく。
早速実際の映像を見てみましょう。
・歩きながらくるくる回してみた
・走ってみた
70cmタイプと比べるとその差は50cmですが見え方もかなり違いますね!

70cmタイプよりも明らかに遠方ショット風になっているので、空撮感という点ではこちらの方が勝っています。
さらに28〜120cmの間の中間サイズでも使用できる為、70cmタイプの性能も兼ねているとも言えます。
走っても問題なし。

大きな振動でも棒がしなることはほとんどありませんし、120cmタイプも非常に安定した印象を受けます。
最後にサイズ周りも見てみましょう。


使用していて一点気になったのが、伸ばした際に若干のぐらつきを感じること。(撮影には影響なし)
あと、長さを固定する際に棒をねじる必要があるのですが、このねじる作業がけっこう力が必要でかなりめんどくさく感じてしまいました。
日常使いで考えた場合、使い勝手面で若干課題が残る印象でしょうか。
- 70cmタイプよりも優れた空撮感が得られる
- 大きめの鞄にならラクラク入る携帯性
- 全力疾走でも映像内に棒が映り込まない
- 28〜120cmの間なら好きな長さに調節して撮影できる
- 長さを固定する為のねじる作業がわずらわしい
- 伸ばした際に若干のグラつきがある
5段階評価
空撮感 :★★★★☆
携帯性 :★★★★☆
使い勝手:★★★☆☆
3mタイプ「Insta360 自撮り棒 3m」

最長 | 3m |
最短 | 56cm |
中間サイズでの使用 | 可能 |
ネジサイズ | 一般的な1/4インチネジ(ほとんどのカメラで使用可能) |
価格 | 8000円程度 |
今回のレビューで接続したカメラ | Insta360 ONE R |
いよいよお待ちかね。3mタイプの自撮り棒を見ていきましょう。
まず手に取った最初の印象ですが……長っっ!笑

持ち運ぶのが相当大変そうですがはたして苦労に見合った価値はあるのでしょうか。
ちなみにこちらも公式ではInsta360 ONE Rに対応と明記されていませんが問題なく接続可能です。
それでは早速映像を見てみましょう!
・普通に歩いてみた
・歩きながらくるくる回してみた。
こ、この空撮感はすごい!!完全にドローンによる空撮ですよね。

使い方次第では絵的にも非常に映えるものが撮れそうです。
ただ、ここまで大きいと様々な弊害が出てきます。
携帯性の面は言うまでもありませんが、棒のしなり具合によっては映像内にチラチラと自撮り棒が見えてしまうことも。

ちなみに中間サイズ(56cm〜3m)でも使用出来るので、その日の風の強さに応じて自撮り棒の長さを調節するのはありかもしれませんね。
続いて携帯性を見ていきましょう。
折りたたんだ状態は56cm。中程度の三脚と同じくらいでしょうか。
私が愛用しているアークテリクスの少し大きめのリュックにはこのような感じで収納可能です。

標準で簡易ケースが付いてくるのは少し嬉しい。

素材はカーボン性でとてもしっかりした印象です。

長所と短所を併せ持った自撮り棒ですがなんともInsta360らしい遊び心満載な商品だなと感じました。
- ドローンで撮った感がハンパない空撮感
- かなりの遠方ショットが自撮り出来るので使い方次第では様々な可能性を秘めている
- 折り畳んでも56cmあるので持ち運びが大変
- そこそこ重い
- 棒がしなりすぎると映像内で棒が見えてしまうことがある
- 一人で撮影していると少しだけ恥ずかしい
5段階評価
空撮感 :★★★★★★★★★★
携帯性 :★★☆☆☆
使い勝手:★★☆☆☆
おすすめは70cmタイプ!そして3mとの2本持ちが最強
実際に3本を使い比べてみて強いて一つに絞るとすれば70cmタイプです。
ですが、3mタイプは圧倒的な撮影体験が出来るため2本目として是非とも持っておきたい一品だと感じました。
出来るならば2本持ちが断然おすすめです!
上記の決め手となったポイントを簡単に解説します。
3mタイプは是非とも持っておくべき一品!
まずは3mタイプの自撮り棒ですが、とにもかくにも他では味わえない驚きの衝撃映像が撮れる!これに尽きると思います。
意識高めな360度カメラオーナーの皆さまには是非とも手にとっていただきたい1本です。

純粋にネタとしても面白いですし、イベント時などは特に威力を発揮すると思いますよ!
日々の携帯用は120cmより70cmタイプが優れている
悩ましいのが日々の携帯用として70cmと120cmタイプのどちらを選ぶか。
私は以下の2点から70cmタイプを推したいと思います。
- 圧倒的な携帯性
- 120cmタイプより優れている使い勝手
まず携帯性に関してですが、折りたたんだ際のサイズ感(16.5cm)は素晴らしいの一言です。

そして、日常使いにおいて最も大きな差を感じたのが使い勝手。
先の項でも触れましたが120cmタイプは長さを固定するためにねじる必要があるのですが、これが思っている以上にめんどくさいです。
一方の70cmタイプはさっと伸ばせばそのまま利用できる点が優れています。指示棒と同じ感じと言えばイメージしやすいでしょうか。

空撮感には若干の差はありますが、日々の携帯用として考えた際は上記の利便性を上回るほどの決定的なものではないという判断です。
以上が、見えない自撮り棒3種を使い比べた上での私のおすすめでした!
見えない自撮り棒は360度カメラを満喫するための必須アイテム
というわけでInsta360から公式販売されている「見えない自撮り棒」全3種の比較レビューをお送りしました。
3つそれぞれに特徴があるため購入する際は悩まれると思いますが、そんな中あえて一つに絞るとしたら70cmタイプを推したいです。
後発の恩恵にあずかり最も自撮り棒としての完成度が高いですからね。
そして、是非とも手に取って頂きたいのが3mタイプ!
冗談半分で生まれた商品な気もしますが、だからこそ想像もつかない衝撃映像が撮れてしまうのが大きな魅力です。
見えない自撮り棒を使った圧倒的な映像体験、皆さんもぜひ1度体感してみてください。
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